英語の長文を始めたけれど、どういう風に解いたらいいんだろう。どういう参考書をやったらいいのかな。初心者の自分でもできるようになるかな。
そんな悩みを抱えている人におすすめです。
✔本記事の内容
・長文を解く前の前提
・長文を解くときに意識すべきこと
・長文の解き方
・私が行った長文の参考書
・今私がリーディング能力(長文読解能力)を向上させるためにやっていること。
それではさっそくやっていきましょう。
*2022年追記
この度、受験生の時に使っていた、スケジュール帳をもとにした、記事を執筆しました。内容は、受験生の時に使用していた参考書50冊ほどの使用時期と使用目的を1冊ずつ解説したものと、自分が何月にどの参考書をどのペースで行っていたのかを記載しています。詳しくは下記から覗いてみてください。
下記は実際に使用した世界史の参考書です。他にも英語、国語なども1冊ずつ解説しています。
今回【早慶7学部合格】早慶に合格するための勉強法【実体験の手帳などあり】として私の実体験と使用した50冊すべての参考書の解説付きの記事を完成させました。ぜひ見てみてください!
1 長文に取り掛かる前の前提
長文に取り掛かる前提として ある程度の単語力と文法そして構文や解釈を先に行っていることが長文を演習した後の伸びにも関わってきます。
なのでこの段階でこれらをまだやったことないよって方はこれらの項目から勉強してみることをおススメします。
基本的には 単語→文法→構文・解釈→長文の順に取り組んでいくことが挫折しづらいと思います。
なぜこの順番なのかというと、単語を理解していないと文法を理解できず、文法と単語を理解していないと構文・解釈の意味が取れず、構文や解釈をやっていないと長文で文章構造などの理解に時間がかかり非効率的だからです。
もしまだ上記の項目の勉強の方法がわからない!って方はぜひこれらの記事をご覧ください。
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2 長文を解くときに意識すべきこと
長文解くときに意識すべきことは大きく分けて2つあります。
・精読
・速読
です。
まずはこの2つの能力をそれぞれ伸ばしていくことが長文読解をするときに必要になってくるスキルです。
1つずつ解説していきます。
1 精読
まずは精読ですね。精読とは、文章の細かいところまで注意してよく読むことです。
実はこれ、いままでにやってきた単語や文法、構文や解釈がここで生きてきます。文章の細かいところまで注意して読むということは、単語や文法、構文などに注意して解釈をするということだからです。
いままで、長文読解に入る前にこれらをやっておくべきだと述べた理由はここにあります。この精読がどのレベルまで到達しているかがこの後の長文読解に影響してくるのです。
正直、長文読解能力とはつまり精読力なのです。
2 速読
次は速読です。これは説明しなくてもいいと思いますが、そのまま読むスピードのことです。
精読がある程度できるようになったらこのスキルをいかに伸ばしていくかがポイントになります。
そしてこの速読は精読の上に成り立っていると理解してください。
あくまで 精読→速読であって 速読→精読ではありません。
このことを理解しないでスピードだけ出して内容がしっかりと把握できていないと本末転倒です。そのためまずは、スピードは気にしなくてよいのでしっかりと文章を精読できるようになりましょう。
速読は精読を繰り返すことによって徐々に速いスピードで読むことができるようになっていきます。
そしてこの速読はできるようになるといくつかのメリットがあります。
・情報を多く集められる可能性が高くなること。
・試験などで余裕が出ること。
まず一つ目として当たり前ですが、同じ時間でもより多くの情報を集めることができることです。ですが多くの情報を集めることができることは、いろいろなことにおいて有利に立つことができると思います。人生ではいろいろ情報戦の側面がありますよね。
しかし正しい情報ばかりというわけでもないのでその辺の判断をできるように勉強しましょう。
もう一つのメリットは、試験で余裕が出ることです。 これはわりと大切なことではないでしょうか?
TOEICや英検といった資格試験、高校や大学の期末試験なども素早く解くことができれば余裕も出るし見直しの時間が多く取れ、結果的に良い成績が取れる可能性が高まります。
なので速読力を鍛えるとできることが増えます。しかしもう一度繰り返しますが
大事なのは精読力の上に速読力が成り立っていることです。
*注意点
精読するのもなかなか大変な作業です。最初のうちは仕方ないですが、自分では精読をしているつもりでも、全然正確に読めていないことがあります。
初心者の方は辞書を同時にひきながらで構いませんので文章を正確に理解していきましょう。単語だけではなく、文法や文章の構造にも気を配るようにしましょう。とくに最初のうちは単語に気がとられがちですが、文法や文章構造を理解することは非常に大事です。
その理由は、わからない単語ならば文脈や単語の構造からある程度の意味を推測することができます。(もちろん知っている単語が多ければ多いほど好ましい)
これは、単語が文脈の中で意味を持つ性質を持っているからです。
しかし文法や文章構造がわからないと、文脈を形成するそのものがわからないのでその文の意味を推測することが難しいです。
なので文法や構文、解釈などもしっかりやっておきましょう。
3 長文の解き方
それでは実際に長文の解き方を解説していきます。
長文読解は今までの基礎の集合体なので、単語 文法 構文や解釈 などの各要素のレベルを上げておきましょう。
↓具体的は各要素のレベルを上げて4角形の面積を大きくしていくイメージです。
このバランスが悪いとうまく長文が解けないと思います。
しかし単語以外の項目が平均的にできて、単語だけずば抜けてできるのは大丈夫です。てゆうか最終的にはそうなってくると思います。なぜなら英文法などはだいたい高校英語程度の英文法で網羅できるからです。
それとは対照的に英単語は覚えなければいけない数が圧倒的に多く、そのため最終的に目指すのは他の項目は平均以上できて、単語だけずば抜けて高いのが長文読解における理想だと思います。
これらのバランスを踏まえたうえで普段私がどのように長文読解をしているのかを紹介します。
*私の長文読解の解き方
・長文を一気に全部読む。
・パラグラフごとにざっと内容を把握する。
・わからない単語がある場合丸で囲み文脈から推測しながら読む。
・人物や場所、時間軸を把握する。
・接続詞に注意して強弱をつけて読む。
・筆者の主張の部分に線を引いて把握する。
・解答根拠をしっかりと意識する。
今思いつくのはこれらです。思いついたら随時追加していきます。
それでは一つずつ解説していきます。
1 長文を一気に全部読む。
これは非常にシンプルです。長文を一気に読んで設問にすべてストレートに答えていく。これが一番はやく問題を解く方法です。
問題文を先読みする方法などもありますが、掲げる目標としてはまずしっかりとストレートに読める力をつけることが先決でしょう。
問題文の先読みは内容を忘れることが多いですし、するにしても 理由を聞かれているのか、説明を求められているのか、内容一致問題なのかぐらいの把握で十分だと思います。
2 パラグラフごとに内容を把握する。
これは短い文章の時からできるようにしておくと文章が長く難解になった時も対応できると思います。
短い文章の時はいいですが、分量が多くそしてトピックが難しい場合、なんとなく一気に全部読むと内容が全然整理されておらずもう一度読むことになります。
試験などではそんな暇はないので、パラグラフごとに頭で整理するか、ちょこっとメモをしとくといいと思います。
そうすることによって記憶に残りやすく解答しやすいと思います。
3 わからない単語がある場合丸で囲み文脈から推測しながら読む。
長文を読む以上わからない単語というのは一定数でてきます。なので文脈から推測して理解する必要が出てきます。いちいちわからない単語で止まっていてはいつまでたっても速読力は身につかないし、わからない単語が出てきたときに困惑するようになります。
わからない単語はある程度出てくると割り切ってそれを推測して補えるようにしていきましょう。
かといって目安としてですが一文に3個以上わからない単語があるとさすがに文脈からでも推測が困難になるので単語の学習は怠らないようにしましょう。
4 人物や場所、時間軸を把握する。
長文読解において、人物、場所や時間軸を把握することは非常に大切です。
これは当たり前じゃんと思うかもしれませんが意外と意識できてないことが多いです。何か目印を決めておくと意識も向けられるうえに設問で聞かれた場合にすぐに戻ってくることができるのでおすすめです。
5 接続詞に注意して強弱をつけて読む。
接続詞にも注意して読み進める必要があります。接続詞もあまり意識されることが意外とないのですが、文章の展開を把握するのにとても役に立ちます。具体や抽象、筆者の主張を理解するためにもしっかりと意識しましょう。
6 筆者の主張の部分に線を引いて把握する。
これは長文読解において一番を争う重要な項目です。なぜなら大体の長文問題というのは筆者の主張をしっかりと把握することが問題を解くために必要になってくることだからです。
問題の出題者はよく筆者の主張を理解できているかどうかの設問を多く出題します。なぜならそれがその長文をしっかり理解できているかの確認になるからです。
筆者の主張を把握するために必要なことはたった今うえで言及した接続詞と副詞です。これは筆者の主張を探す手掛かりになります。
例えば、but は逆説を表す接続詞として筆者の主張を後に持ってきます。またIn conclusion などは筆者の結論を示すときなどに使われます。そのためこのような接続詞や副詞を把握することは筆者の主張を把握するために必要なことなのです。
7 解答根拠をしっかりと意識する。
これも試験の英文を読むときには非常に重要になります。
まずは設問が何を聞いているのかということをしっかりと把握しなければいけません。理由を聞いているのか、言いかえを聞いているのか、説明を求めているのか、心情を聞いているのかなど。
これは少し国語っぽくなりますが同じ言語という枠組みなので当たり前ですね。
設問を把握した後にするべきことは、その解答根拠を
本文の中から
探すことです。 これはあまり英語、 そして国語が得意ではない方がやりがちなミスなのですが自分で勝手に根拠を作ってしまうことです。
知識問題でない場合は絶対に本文の中解答根拠があるのでしっかりと解答を確認しましょう。
おすすめの方法としては、長文の中の解答根拠となる場所に赤線などを引いておくことです。こうすることによって視覚的に解答根拠がわかりやすいのでどのくらいに解答根拠が散らばっているのかなどが簡単にわかります。
これを無意識にできるようになるまでやると長文の正答率が上がっていくと思います。
4 私が実際に行った参考書など
↓が私が実際に行った参考書です。
早慶の過去問を中心に解いていました。出題される問題は普通に英字新聞からの引用が多いです。The New York Times やEconomist などからの引用が多くかなり読み解くのに苦労するものばかりでした。
しかしそのおかげで長文読解能力はとてつもなく向上しました。とったアプローチとしては今まで説明してきたとおりです。
今思い返してみるとすごい量解いてますね・・・・・
プリントも含めると厚さも半端ないので英語力向上につながる李湯もわかるかがします。こんなに解いていたらさすがに向上しますよね。
ざっとこんなかんじです。どうでしょうか。
5 私がリーディング能力(長文読解能力)を向上させるためにやっていること。
今現在は基本的に英語でほとんどすべての情報を調べています。ほかには英字新聞を読んだり、CNNなどをよんだりしています。洋書も毎日読んでますね。自分の英語力がどんどん向上していくのが実感できます。
まとめ
・長文読解は単語や文法 構文・解釈も大事になってくる。
・精読と速読の両方を練習する。
・長文の解き方をまねる。
・あとは解きまくる。
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当時のスケジュールおよび、受験生当時に使っていた参考書の50冊すべてを解説しました。余裕をもって早慶に合格できた私のスケジュールや50冊すべての参考書が見たい人はぜひのぞいてみてください。
今回は以上です。
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